何気に、今年で幕を閉じることになった、朝日チャレンジカップ。64回も重ねてきた歴史ある重賞がなくなるのは、少しさびしい。ちなみに、来年は朝日がとれて、「チャレンジカップ」になるとのこと。
●馬場状態:スピード以上に底力が必要なタフな馬場。
先週の競馬を見ている限り、差しがかなり決まっていた。ただ、決して先行不利ということではなく、パワーが求められる馬場という印象。今週も良馬場開催の見込みで、おそらく大きな変化はないだろう。
●血統:パワー&スタミナタイプに注目
馬場を踏まえて、ヨーロッパ系のパワー&スタミナタイプのほうがよさそう。
●レース展開:逃げ馬不在。先行有利。
確固たる逃げ馬不在。ミキノバンジョーが押し出される形で先頭へ。2番手にマイネルラクリマがぴったり。以下タマモベストプレイが続き、アルキメデス、ラウンドワールドは他馬を見ながら中団やや前。ヒストリカルは相変わらずの後方からだろう。
●結論
本命は、1枠1番に入ったマイネルラクリマ。2008年産チーフベアハートの当たり馬で、まじめに走る頑張り屋タイプ。どんな展開でも確実に馬券圏内に入る馬で、58キロも前走克服済み。逆に、相手関係が比較的楽であることの裏づけだととらえる。たたいてさらによくなった今回は、相当の期待が見込める。ノーザンダンサー系のパワータイプで、初の阪神でも馬場は合うだろう。
ヒストリカルは内からも追い込める、「センスのあるの追い込み馬」。ディープインパクトの中でも、母父ノーザンテーストの印象が強く、京都よりも阪神のほうが合う。人気と信頼度はイコールのタイプで、素直に信用したい。
ラウンドワールドも十分圏内。京都の重馬場をあっさりと抜け出した前走の内容は、昇級でも即通用。順調ならクラシックも十分狙えた素質馬がここも圧勝し、G1戦線に復帰してもおかしくない。
穴で推したいのは、カワキタフウジン。八歳と年齢は重ねているが、近走は着差のない成績で走っている。血統的に阪神の馬場も合うはずで、鞍上も強化。馬券圏内に入る可能性も十分。
◎マイネルラクリマ
○ヒストリカル
▲ラウンドワールド
☆カワキタフウジン
△タマモベストプレイ
△ダノンプログラマー
△アルキメデス
△コアレスドラード
●買い目
3連複フォーメーション
1-5,13,17-2,3,5,8,12,13,17
15点200円
3連複2頭軸
1,13-2,3,5,8,12,17
6点300円