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競馬ブログ3年目。2016年も、去年好評だった人気馬の弱点をとりあげる「買ってはいけない」、人気薄馬の買いどころを探る「切ってはいけない」は続ける予定。また今年は馬券の種類を問わず、いろいろな買い方にチャレンジしていきます。どうぞお付き合いください。

2013 重賞回顧

年末交流3重賞の回顧と、2014京都金杯・中山金杯 展望

「あまちゃん」ダイジェストを見ながら、つれづれと年末交流3重賞の回顧と、京都金杯・中山金杯の展望を。一度見ているんですが、改めてダイジェストにされるとまた引き込まれて、気づいたらこんな時間に。。。いやあ面白いですよ、やっぱり。

●名古屋グランプリ

「シビルウォーの勝ち方よりも、武豊の逃げ方のほうが印象深い」


道中は、トウショウフリークの逃げにクギ付けになった。スタート直後、エーシンモアオバーとのハナ争いをあっさりと制し、そこから一気に大逃げに持ち込む、と見せかけて2週目ペースダウン。シビルウォーのマクリにあいながら、最後まで粘って2着を確保できたのは、絶妙のペースで逃げた武豊のテクニックによるところが大きい。馬に負担をかけさせず、スイスイと進ませる騎乗ぶりは流石だった。
※そういえば、武豊は中央だと後ろから差すが、地方だと逃げや先行競馬のほうが多いような気がする(スマートファルコンとか)。データはないので、あくまでも印象。今度調べてみよう。

シビルウォーは、行き脚のない馬だがスタミナは確か。夏馬と思って消したが、このメンバーでは地力が勝っていた。2コーナーから仕掛けた内田騎手の好騎乗も光った。

ナイスミーチューはやはり小回りは苦手っぽい競馬。大外回ってよく追い込んではいるが、この立ち回りでは、アタマを取るのは難しい。

●兵庫ゴールドトロフィー

「ドリームバレンチノとエーシントップの差、歴然」


芝での能力を考えれば当然、というような決着。期待したエーシントップは、出遅れてスタート直後もたついたとはいえ、さらにはドリームバレンチノに無理してついていったとはいえ、負けすぎ。「若さが出た」「地方のダートが合わない」などの見方もあり、中央場所のOPクラスなら通用するかもしれないが、一流どころとの差はまだまだある。

ドリームバレンチノは強い競馬内容だったが、2着エプソムアーロン(元中央のオープン馬とはいえ現在は高知に所属する9歳馬)、3着ダイショウジェット(1400m得意とはいえもはや11歳間近の馬)では、レースレベル的には低調と言わざるをえない。もちろんその実力は確かなものだが、勝ちっぷりへの過信は禁物。

●東京大賞典


「ホッコータルマエ貫禄V。しかし、フェブラリーSでは消し候補」


ホッコータルマエは、抜け出してソラを使ったジャパンカップダートの教訓をふまえ、道中はいつもより少し下げた位置。ほかの馬よりも、ワンテンポ仕掛けを遅らせ、おそらく作戦通りの差しきり。盤石の競馬だった。やはり地方の深い馬場は合う。
そしてこの後、川崎記念→フェブラリーS→ドバイWCというローテーションらしい。G1馬にしては南部杯から使い続けているローテーションも心配だし、いかにもエンジンのかかりが遅く、激流になりやすいフェブラリーSでは対応できるか不安。気が早いかもしれないが、人気なら思い切って消すつもり。

ワンダーアキュートは、良くも悪くもいつも通り(笑)。ニホンピロアワーズはやはり、本調子ではないような負け方だった。

本命にしたローマンレジェンドは、スタート前ゲートで暴れていたように気性難が悪化している。それも踏まえての実力。賞金が足らずレース選択も制限される。今後の活躍は厳しくなった。

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●東西の両金杯 展望

現時点での京都金杯の注目馬は、マイネルラクリマ。
前走は、58キロを背負いながら、差し競馬の中でも4着に粘った好内容。
逃げ先行有利の1月の開幕週で馬場も、1600mへの距離短縮も、プラス。

そして、中山金杯の注目馬は→
(※ランキングの紹介文に掲載。現在5位くらい)
同型馬の有無は、メイショウサミットの出走しだいだが、おそらく単騎で行けるだろう。
Cコース変わりになり、多少前に行く馬も有利になるだろう今回は、人気もなさそうでねらい目。

注文つくリアルインパクト、次走は疑問(阪神カップ回顧)

いやーーーーーーー。

クラレントを抑えていなかったことが、悔やまれます。
マイルチャンピオンシップでは本命にしたのに、
欲を出しすぎて、ザッハトルテとか抑えたのが全くの間違い。。。
普通に三連複を200円でも拾っていれば、十分逆転できましたね。

本当に煮え切らない1日になってしまいました!!(笑&泣)

「TAROの競馬」は、本当に今週末はスゴイことになってるそうで。
メルマガ、一気の大逆転、お見事でした!


●レース総評:コパノリチャードが抑えて、前残りの展開に。

ラップ:12.4 - 11.0 - 11.6 - 11.6 - 11.3 - 11.5 - 12.0

開催最終日、昨日からかなりの荒れ馬場になり差しが届くイメージもありましたが、前残りの競馬に。それは逃げると予想された、コパノリチャードが外枠の分積極的にいかなかった分が大きい。結果、リアルインパクトのペースでレースが進み最後まで粘った。2番手につけたガルボが2着。個人的にガルボは好きな馬なので、ここまで来れば勝ってほしかったですが、最後は腕っ節の差でしょうか。後ろから行った馬は今回はノーカウントでいい。


●各馬短評:ガルボは騎手変更で、来年の活躍も期待。

1着:リアルインパクト・・・3歳で安田記念を制したように、実力は確かな馬。ただ、注文がつくタイプで安定して走らないのが難点。今回のように恵まれたら走るが、自分からレースを作れない。今後、また人気を背負うと厳しい。

2着:ガルボ・・・去年は最後さされて2着。今年は逃げ切られて2着。なんとも惜しい競馬。今回もピッチ走法で一生懸命に走っていた。来年はもう7歳だが、ここにきて石橋→岩田へシフト。騎手変更で新たな持ち味を発揮して、来年も活躍を期待したい。

3着:クラレント・・・ペースに恵まれたが自力もある馬。去年はこの馬とガルボの2頭軸で勝負したのに、今回は無印。仕掛けも絶妙のタイミングで力をあるところも証明した。東京でも走るので、次走おそらく東京新聞杯だろうが、ここでも狙ってみたい。

オルフェーヴルストーリー大団円(有馬記念回顧)

現地観戦から帰ってきました。

即写真アップできるアプリを見つけ、ちょっと試してみたいと思い、
遂次、アップしていたのですが、
有馬記念前後はレースに集中してしまい、写真に撮ることをすっかり失念。
更新できませんでした。すいません。

全体の感想としては、いい天気に恵まれ、
オルフェーヴルの最後の雄姿も生で見られることができて、
(馬券以外は)とても満足いく一日。
異様な寒さの中での引退式も、
拍手が鳴り止まない、温かなものでした。


●レース総評:来年の競馬界が心配になる強さ

ラップ:6.9 - 11.1 - 12.3 - 11.6 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 12.3 - 12.6 - 11.8 - 12.3

前半1000mは1分00秒6。同日の同距離、グッドラックハンデキャップの前半1000mの1分05秒台を引き合いを出すのはさすがに極端だが、G1クラスならではの締まったレースになった。その中で、圧勝したオルフェーヴルは、他馬とまったくパワーとスピードが違ったということ。エンジンが規格外であることを改めて証明した。池添騎手の最後まで追い続けた騎乗は、この馬が有馬記念に出走する価値を生み出したと思う。ただ、反面、残された馬たちによる、来年のG1戦線が盛り上がるかの心配も広がった。どんな決着になろうとも、遥か前方にオルフェーヴルの姿があることを想像してしまうだろう。
オルフェーヴルの物語はこれにて終了。数々のサプライズを提供してきた本馬だが、最後は8馬身の圧勝。本当にステキ過ぎる結末だった。


●各馬短評:先行勢カレンミロティックの粘りは秀逸。

1着オルフェーヴル・・・引退レースが、過去最高の勝ち方。これまでいろいろあったが、そこも含めて歴史的名馬。これまでのレジェンドとはまた違った、オリジナリティをもった馬として語り継がれるだろうし、語り継ぎたい。

2着ウインバリアシオン・・・屈けん炎明けで、本当によくがんばった。オルフェーヴルとともに走ったダービー、神戸新聞杯、菊花賞の着順を再現したことに深い感慨を覚える。花道を飾った。

3着ゴールドシップ・・・馬場、騎手が前走よりも大幅プラスに働き、ブリンカーの効果もあったのか、しっかりと最後まで伸びて馬券圏内に。久々に走ったという印象もあるが、今はこれが限界だということも露呈した。明らかに去年よりもパフォーマンスが落ちているし、騎手だけの問題だけではないこともわかった。立て直しが必要。

6着カレンミロティック(次走狙い)・・・厳しい流れの中、比較的上位に残ったのはこの馬だけ。四コーナーでもオルフェーヴルと馬体をあわせた瞬間もあった。今回は展開が向かなかったが、確かな力はつけている。

11着アドマイヤラクティ・・・完全な力負け。激流に飲み込まれ、まったく対応できなかった。過剰人気で面白みのない馬を推したことも含めて大反省です。




ワンアンドオンリー、ルメール完璧騎乗(ラジオNIKKEI杯2歳S回顧)

●レース総評

ラップ:12.8 - 11.9 - 13.0 - 13.0 - 12.9 - 12.9 - 12.5 - 11.6 - 11.6 - 12.1

前半1分3秒6。2コーナーあたりで隊列が決まってから、急にペースダウン。馬場を考えてもかなりのスローな展開になった。その中で、逃げ馬を3コーナーから追いかけた本命デリッツァリモーネは、直線途中で失速。その直後を追いかけ、仕掛けをワンテンポ遅らせたアズマシャトル、ワンアンドオンリーが見事にワンツーを決めた。注目されたサトノアラジンは操作しにくいのか、終始もたついている印象。レースの流れにものれず、ラストも追いづらそうなまま3着に終わった。レースレベルはそこまで高くはない。まだまだ、牡馬クラシックの展望は見えない。


●各馬短評

1着ワンアンドオンリー・・・常に善戦しつつ惜しくも負けていたのが、今回はルメール騎手が完璧に騎乗。あとひと押しが効いた。距離伸びても問題なく、主役は疑問も、クラシックで善戦してくれそう。

2着アズマシャトル・・・追って味のあるゼンノロブロイで松山騎手も好騎乗。レース上手な馬で今の阪神の馬場もあうのだろう。完璧なレースだったが、さらにルメールに上をいかれてしまった感じ。

3着サトノアラジン・・・直線入り口では思うように上がっていかず、もたついていたのに、最後は3着を確保するあたりは素質を感じる。レース経験を積めば、全然上に行ける馬。

6着モンドシャルナ・・・・ずっと後方で抑えられ、最後は大外に。大事に乗られ過ぎたが、伸びもあまりなく素質も血統ほどはないのだろう。今後も人気が続くだろうし、逆張りでおいしい馬になりそう。

10着デリッツァリモーネ・・・スローペースの中、ウイリアムス騎手が自ら動く競馬を選択。道中なしくずしに脚を使わされ、本来のこの馬向きじゃない騎乗だった。切れ味タイプだから失速も納得。ただ、鞍上の指示を従順に受け入れそうでレースセンスはあり、今後も狙ってみたい。

アジアエクスプレス快勝も、ダート路線での活躍を期待。(朝日杯FS回顧)

いよいよ今週は有馬記念。

もうすでに、そっちに気持ちがいっているので、
さっさと先週のことは終わらせておきます。


●レース総評:ハイペースの差し競馬。中山は思った以上にタフ。

ラップ:12.7 - 11.0 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 12.2 - 11.8 - 12.1

前半1000m58.6秒。2歳のこの時期、現在の馬場状態を考えれば、快速牝馬ベルカントが作り出した流れは、十分にハイペースといえるもの。おかげで、先行した各馬は直線半ばで失速。期待したプレイアンドリアルも馬群に沈んでしまった。中団を進んでいたショウナンアチーヴ、さらにその後ろからアジアエクスプレスの2頭が最後追い比べになり、アジアエクスプレスがムーア騎手の追い力が加わった伸びで快勝した。


●各馬短評:ベルカントはやはり。。。

1着:アジアエクスプレス・・・外から追い込む派手な勝ち方で、強くは見えたが、本来は芝向きではない馬。今回はムーア騎手の位置取りと腕っぷしが大きいと思う。芝を使うよう進言した責任を果たした感じ。ただ、今回の勝ち方で逆に、ダートでの怪物ぶりが増した。今後のローテが注目されるが、少し距離が長くても個人的にはUAEダービーを狙ってほしいが、果たして。。。

2着:ショウナンアチーヴ・・・中山で好成績をおさめていたように、今回もレースセンスの良さが見て取れた。ただ、距離が伸びていいタイプではなさそうで、使いどころ次第。2000m以上をつかってきたら消しでいい。

3着:ウインフルブルーム・・・外から自ら仕掛けて上がっていき最後まで粘った。このレースでは1番強い内容。距離が伸びてもよさそうで、皐月賞前哨戦線の中山なら積極的に買っていきたい。

7着:プレイアンドリアル・・・ペースが向かなかった。前に壁をつくれなかった。などの敗因は挙げられるが、沈み方を見ると、はっきりと力負け。前走1800mで好走していたので、スタミナもあるとは思っていたのだが、タフな馬場では足りなかった。

10着:ベルカント・・・やはりスピード馬。現段階なら1200mで活躍する可能性十分なのだが、血統的にも早熟タイプのようでもあり、今後の伸びしろは疑問。


●次走狙い馬

ウインフルブルームの内容がよかった。和田騎手との手も合いそう。逆に、ショウナンアチーヴとアジアエクスプレス以外はあまり追い込めてもおらず、後方のまま終わった馬はかなり能力が低い。

プロフィール

手帖主

中学1年のときに友人に借りたダビスタⅢをきっかけに、競馬の楽しさを知る。

はじめて好きになった馬はマヤノトップガン。97年の天皇賞・春は今でも唯一無二のベストレースだが、当日に中学3年時の文化祭があり、生で見られなかったのが今でも悔やみきれない。

高校1年のとき、サイレンススズカの悲劇を境に一旦競馬との距離を置こうと思うも、グラスワンダーの復活劇に魅せられ再び夢中になる。

その後も地元の関学に通いながら仁川で競馬を見続け、大学卒業後は上京して今は府中が主戦場。

某広告代理店で働くかたわら、このブログを運営中。

間もなく、リニューアルしてより充実の内容でお届けしたいと思っています。

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