それにしてもエイシンフラッシュ回避は、
レースの見どころ的にも馬券的にも本当に残念。
このまま登録抹消とのことで、引退式も中止だとか。
週末への盛り上がりが、少し冷めてしまった。

枠順も発表されたので、取り急ぎ、昨日の残りを。

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●ゴールドシップ  (牡4 57.0       須貝 尚介(栗東)

「競馬場一変で、重戦車のような末脚復活を期待」

内田→ムーアの乗り替りでどうなるかと騒がれているが、個人的には騎手よりも馬場に注目がいく。そして、今の中山の馬場は明らかにゴールシップ向き。先週の競馬をみていても、上がり最速決着はミッキーアイルの34.734秒台は唯一。そのほかほとんどが、36秒代で、ジャパンカップや京都大賞典のときのように33秒台遅くとも34秒前半の脚を使わなければ勝負にならない馬場とは、全く違う。ちなみに、昨年のこの馬の上がりタイムは34.9。条件がそろった今回は巻き返しても、全くおかしくない。

 

一般的に競走馬は、ダートと芝で得手・不得手がわかれるが、この馬にとってはタフ馬場・スピード馬場で違うという認識。この馬の本質は欧州の深い馬場向きという見解だし、来年の凱旋門賞挑戦のためにも、競馬の注目を次の世代へつなげるためにも、オルフェーヴルを負かすシーンが見てみたい。

 

●タマモベストプレイ  3  55.0  南井 克巳(栗東) 

 「頑張り屋だが、3歳馬の大将格がこの馬では。。。」

エピファネイア、キズナ、ロゴタイプのいない3歳世代の大将格はこの馬、というになるのだろうか。血統的に2歳時からクラシックへの距離不安をささやかれながら、フル出場。2ケタ着順にはならない頑張り屋だが、勝ち負けとなると今回も厳しいだろう。来年はマイルあたりで見てみたい。

 

●ダノンバラード 牡5  57.0  池江 泰寿(栗東) 

「レース上手、中山巧者は間違いなく、調子次第で台頭も。」

3強と目された宝塚記念で、見事に割って入って2着を確保。今年はAJCCを制しているように、ゴールドシップと同様、阪神・中山のタフな馬場に高い適性を持っている。正攻法の競馬ではかなわないが、他馬を見ながら自在に立ち回れるのは強みで、面白い1頭。あまり調子が芳しくないという情報もあるが、宝塚のような状態なら、あっと言わせるシーンもありえる。

 

●デスペラード  5   57.0   安達 昭夫(栗東) 

「前走レーススタイル一変。スタミナ勝負に持ち込みたい」

追い込み一手だった馬が、前走ステイヤーズSでは先行集団での正攻法の競馬。抜け出す脚は他馬とは全く違うものだった。芳醇なスタミナは現在のタフなコースで有利。横典の巧みな騎乗技術にも注目したい。とりあえず現時点では買い。

 

●トゥザグローリー             6        57.0       池江 泰寿(栗東) 

「冷え込みを味方に復活か。有馬得意な鞍上はプラス」

1昨年前の3着馬。ただ、前走見ている限りズブさが出てきている印象。得意な冬場で、さらに調子を上げていればいいが。ただ、ルメール騎乗は心強いファクター。まだ消してはいけない。

 

●トーセンジョーダン          7       57.0       池江 泰寿(栗東) 

「前走より人気しそうなのと、最近の鞍上が不安」

ジャングルポケット得意のジャパンカップで穴をあけたレースぶりは見事。あまりにも、うまくいったレースぶりで、今回人気なら消したい想いがあるが、AJCCやホープフルSも勝っており、下手ではない。調子もさらに上向きとのことで見限れないが、ただ最近ちぐはぐな競馬をしている鞍上が心配。

 

●ナカヤマナイト       牡5       57.0       二ノ宮 敬宇(美浦)

「忘れてはならない、もう1頭のステイゴールド。」

冠名通りの中山巧者。中山だと別馬のようにロスなく立ち回る姿が印象的で、このメンバーでオルフェーヴルやゴールドシップの行きっぷりが悪いようだと、すいすいと先行策から飛び出してくるイメージがわく。このコース得意なステイゴールド産駒として、絶好のねらい目。

 

●ルルーシュ              牡5       57.0       藤沢 和雄(美浦) 

「最後止まるクセが、今回も不安」

前走も、前々走も、展開に恵まれながら直線半ばで失速。スマートなレースぶりだが、勝負という点であと一歩足りない。今回も勝負所でどのような競馬をするかだが、いまの追い込み馬場バイアスはこの馬には不利。


●ヴェルデグリーン             5        57.0       相沢 (美浦)

「魅力あるが、意外と穴人気を集めそう。」

あのマツリダゴッホが勝ったときと同じローテーションで、穴人気を集めそう。もっともオールカマーの力強い伸びは印象的で、中山得意な田辺騎手の立ち回りにも魅力を感じる。人気次第だが一応抑えるつもり。

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