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競馬ブログ3年目。2016年も、去年好評だった人気馬の弱点をとりあげる「買ってはいけない」、人気薄馬の買いどころを探る「切ってはいけない」は続ける予定。また今年は馬券の種類を問わず、いろいろな買い方にチャレンジしていきます。どうぞお付き合いください。

2013年11月

前走レベルで考えると毎日王冠がダントツ(マイルチャンピオンシップ予想)

本当に最近のマイルG1は難しい。今日も、消す馬がほとんどいなくて。。。
そうはいっても、勝ち馬は決まるので、きちんと予想したいと思います。

●馬場
秋の京都開催もあと3日間。それでも、まだまだ内も伸びる馬場で、ペース次第で逃げ切りも考えられる。
それよりも考慮したいのが、パンパンの良馬場。切れる脚がないと、厳しいかも。

●血統
血統的に距離が心配されるのが、サクラゴスペルとグランプリボスだが、すでにマイルでの実績を残しており、消す理由もない。コパノリチャードも距離不安がささやかれているが、血統的にはダイワメジャー×トニービンで長くいい脚が使えるタイプ、問題なさそう。


●レース展開
1枠1番コパノリチャードがすんなり逃げるだろう。同型のカレンブラックヒルは今回控える競馬を試すとのことで、隊列もあっさりと決まりそう。平均ペース。ガルボ、クラレント、リアルインパクトあたりが続き、ダイワマッジョーレ、ダノンシャークあたりが続く感じ。トーセンラーは一気の距離短縮であることもあり、武豊の腹をくくった最後方も考えられる。


●結論
◎クラレント
○ダノンシャーク
▲ダイワマッジョーレ
☆ダークシャドウ
△リルダヴァル
△サダムパテック
△ドナウブルー
△コパノリチャード
△グランプリボス


実に難解なレース。しかし、こういうときは一つの指針をもって考えると、比較的簡単に予想ができる。それが、今回は前走のレースレベル。馬柱を見渡すと、富士S組とスワンS組が多く出走しているが、内容を考えると毎日王冠がダントツではないだろうか。上位2頭エイシンフラッシュ、ジャスタウェイは強敵ぞろいの天皇賞で3着1着。その高レベルレースで、3着に粘り、今回相手が若干楽になるともいえるクラレントを本命に推したい。追える川田騎手との相性も悪くなく、先行粘りこみで馬券圏内を確保する。

2番手はダノンシャーク。去年は直線の不利がひびき6着に敗れたが、その後常に3着以内を確保しており、充実振りがうかがえる。乗れてる騎手も含めて、2頭軸の相手にも絶好。
ダイワマッジョーレは前走は1600のほうが合っているタイプで、たたき二戦目と万全の状態。常にしっかりと伸びてくる末脚に期待。

中穴として、クラレントと同じ毎日王冠組からダークシャドウを抜擢。安田記念では本命に推したが早めの仕掛けで、さされてしまった。天皇賞に使えなかった分調整も十分なはずで、長い距離で強敵相手に善戦してきた実績からも、ここでも十分勝負になる。

トーセンラーは、最後方から外を回って追い込むと考えて、消し。コパノリチャードも単騎逃げだろうが、さすがに相手強化で厳しいか。


●買い目
三連複フォーメーション
12-4,13,15-1,2,4,10,13,14,15,16
18点200円

三連複2頭軸
12,13-1,2,4,10,14,15,16
7点300円


●おまけ

福島記念

個人的にPOG馬だったマイネルラクリマを本命にして、相手はトランスワープ、ラブイズブーシェ、シゲルササグリあたりで、ディサイファの評価は下げ気味で買いたいと思います。

走らずして上がるハープスターの評価(東京スポーツ杯2歳S回顧)

●レース総評
ラップ:12.7 - 11.4 - 11.7 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 11.2 - 11.6

前半1000mは59.6秒。思ったよりも速く流れてるなあと思ったが、後半はそれを上回る時計でレコード。上位馬は強い内容だった。外からの追い込みが決まらなかったのは、馬場が原因か。今日のレース、外を回った馬は全体的に苦しそうだったので、Cコースにかわって馬が走って固められてきた内のほうが伸びる馬場になったのだろう。本当に東京の馬場は特殊だ。

イスラボニータは少し出負けしたが、さっと3番手につけて、折り合って、内が開くのを待って、の思い通りのレース。最短コースを通った卒のない競馬。サトノアラジンはやはりキャリアの差が出た印象。大とびの馬で、外から回さざる終えなかったのが痛かった。競馬で勝つには、脚力と同じくらい立ち回るセンスが大切だと思ったレースだった。


●各馬短評

イスラボニータ・・・本当に器用なレースをする馬。血統的に距離が少し不安だったが、折り合える分最後の脚が使えた印象。今後も大崩れすることなく活躍するだろう。内枠に入れば心強い。それにしても、この馬の活躍はおのずとハープスターの評価を上げる。いったいどこまで強いのか、俄然阪神JFが楽しみになった。

プレイアンドリアル・・・さすが岡田総帥が生涯最高と評する馬。地方の相手関係を考えると、人気しすぎだと思っていたが、力をきちんと示した。朝日杯に出られるそうなので、脚質的にも面白い存在。でもあまりに人気だと買いづらい。

クラリティシチー・・・相変わらず出遅れたが、3着までしっかりと伸びてきた。このレースで一番強い内容だったのではないか。

ラングレー・・・・中団からの競馬で、最後も伸びず、内容は力負け。新馬戦で負かした馬たちのレベルも疑ってかかりたい。

サトノアラジン・・・内容は完敗。血統的にも今後に期待したいが、いくら外の伸びないところを通ったとはいえ負けすぎの印象。馬格は立派なので、立て直してほしい。

イスラボニータのセンス評価(東京スポーツ杯2歳S予想)

気持ちのいい秋晴れ。こんな日は、本格的な冬の前に、自転車で遠出したい。なのに、、、、現在、自宅待機中。

「iPad mini retina、早く届いて!」

●馬場
東京は今週からCコース。公式発表では3から4コーナーにかけて内側に若干の傷みがあるとのこと。今日の芝2レースを見る限りフラットな馬場。バイアスはとくに気にしなくてもよさそうです。

●血統
人気を集めるサトノアラジン、ラングレーはまたも、ディープ×ストームキャット。本当にどこまでこの血統は、席巻していくのでしょうか。ダービーのキズナしかり、先週のラキシスしかり、個人的にはこの血統には本当に痛い目にあってきました。なぜか人気が先行してしまうイメージがあって、正直苦手な血統。取捨に毎回悩まされます。

●レース展開
キャリアの浅いメンバーでなかなか読みづらいですが、オールステイが内枠の利を生かして、先行するでしょう。イスラボニータ、ラングレー、ウインマーレライあたりが続き、サトノアラジンはその後か。デルカイザーやリターンラルクは出遅れる可能性もあり、後方からでしょう。ペースはあがらずスロー。直線勝負の競馬になりそうです。


●結論
◎イスラボニータ
○ワンアンドオンリー
▲ラングレー
△ウインマーレライ
△クラリティシチー
△デルカイザー
△リターンラルク
△サトノアラジン


正直、サトノアラジンの1倍台の人気には驚きました。前走がどれだけ強かったにせよ、血統が素晴らしいにせよ、キャリア1戦の馬にどかんと投資するのは、ちょっと僕には考えられません。。。初コースの初距離。相手関係も一気の強化。先週のモーリスのようなことも十分考えられます。

ならば、同じ東京の1800のいちょうSを完勝したイスラボニータを本命に。直線半ばまでもったまま、力強く抜け出した前走内容は、レースセンスの光った一戦でした。今回の1枠もプラス。内でうまく脚をため直線最後までしっかり伸びて、馬券圏内を確保してくれるでしょう。

対抗は、萩Sを好走したワンアンドオンリーに。レベルの高い西のレースを経験しているのは頼もしく、今回のメンバーでも遜色ありません。つづいては、強メンバーの新馬戦を制したラングレー。今日の未勝利を制したベルキャニオン、京都の未勝利を制したゼウスバローズ以下を抑えた素質を評価します。そのほかは安定感あるウインマーレライ、展開利がありそうな、クラリティシチー、脚質は不利だが、デルカイザー、リターンラルクも抑えます。岡田総帥が絶賛するプレイアンドリアルは、あまりにも未知数。芝を走らない血統ではないが、人気を考えると今回は消しで。

●買い目
三連複フォーメーション
1-5,6,7-4,5,6,7,9,13,15

15点300円

競馬ニュース雑感

●笠松・濱口楠彦騎手、心筋梗塞により死去。

初めてインタビューでその姿を見たときは、本当にこの人は騎手なのかと思った。フランキー堺ばりの、ずんぐりむっくりとした、顔と風体。武豊に代表される細くスタイリッシュな騎手のイメージとは間逆だったが、しゃべる姿は愛嬌があってとても好感がもてた。いつも笑顔でインタビューに応え、引退してコメンテーターにでもなったら、テレビ映えして人気も出たのではないだろうか。同級生でしかも同じ誕生日(←Wikipediaを見て驚いた)の安藤勝己さんはどのような心境なのだろう。中学生時代から見習い騎手として、しのぎ会ってきた仲。今のところ、Twitterでのコメントはあがっていないが、心中察して余りある。

50歳を超えた近年でも笠松を代表する騎手の一人として、中央にも挑戦した名馬ラブミーチャンの主戦として活躍。笠松競馬は先日前代未聞の事故を起こし自粛中だが、10月25日まで普通に騎乗しており、今回のニュースには本当に驚いた。その後、笠松競馬が無事18日に再開することになったのも、なんだか皮肉。毎年、廃止論があがる競馬場ではあるが、その存続をいつまでもあの笑顔で見守っていてほしい。

おそらく、中央競馬で魅せた一番のパフォーマンス。アドマイヤディーノへの美しい風車ムチは、何度見ても鮮やか。合掌。





●マルセリーナ引退

ホエールキャプチャを本命、キャリア3戦ながら2番人気に推されたマルセリーナを完全消しで挑んだ桜花賞。安藤勝己の手綱に応え内から伸びた脚で、4着メデタシとの二頭軸の馬券が紙くずになったのが、この馬の一番の思い出だろう。あのときもしも、内が開かなければ・・・と、その後VTRを見るたびに悔やしがっていた。
今年のマーメイドSで、その桜花賞以来の勝ちを収め、あの時のリベンジをと、先日のエリザベス女王杯で狙ってみたが、見せ場なく敗れた。結局取り返すことはできなかったが、無事繁殖にあがれることによかったと思う。ディープにはじめてのG1をもたらした孝行馬として、後世にその血を伝えていってほしい。

牝馬の旬は3歳秋。(エリザベス女王杯回顧)

残していたエリザベス女王杯の回顧。


●レース総評
ラップ 12.6 - 11.3 - 12.8 - 12.9 - 13.1 - 13.5 - 13.2 - 12.7 - 11.7 - 11.6 - 11.2

エディンの藤田騎手が生み出したペースは、前半1000m1分2秒7。上がりが34.5なので、重馬場発表を考えても「ド」がつくほどのスローペースでした。そのレース展開を中団からスッと動いて、直線抜けたメイショウマンボは、古馬相手でも抜けたレース振り。重馬場も苦にすることなく、圧倒的な力差でした。
メイショウマンボをはじめ、3歳馬が掲示板に4頭。期待したヴィルシーナをはじめ、古馬は結果を残せませんでした。古馬牝馬の層の薄さが露呈したほか、毎年必ず1頭は結果を残しているように、この時期の3歳牝馬は、本当に活きがいい。競争馬は一般的に完成を向かえるのが4歳秋といわれますが、牝馬は3歳秋なのかもしれません。トレヴしかり、ジェンティルドンナしかり。来年は3歳馬の評価をもう少し上げて考えたいと思います。


●各馬評

・メイショウマンボ・・・今回のメンバーは、相手ではなかった。今年すでにG1三勝。スズカマンボが、まさかこのような馬を輩出するとは。。。次のレース選択は難しいと思うが、有馬記念にぜひ出てきて盛り上げてほしい。かなわなくても、来年はどこかでジェンティルとの直接対決も期待したい。

・ラキシス・・・またもディープ×ストームキャット。位置取りもよかったが、卒のないレース振りで伸びシロにも期待。登録されているJCではさすがに荷が重いが、来年の牝馬戦線では主役を晴れる器か。

・アロマティコ・・・上がり34.1はメイショウマンボ・デニムアンドルビーと並び上がり最速。道悪を苦にしない脚が光った。

・トーセンアルニカ・・・まさかの4着には驚いた。オペラハウスの血か、それとも騎手の力か。本当に、池添騎手の秋G1の穴馬の劇走ぶりには、恐ろしさすら感じる。

・デニムアンドルビー・・・どスローの中、腹をくくった最後方。レース展開が向かなかった。ともいえるが、脚質の改善を考えなければ、今後も人気で危ない。

・ディアデラマドレ・・・おそらく馬場でしょう。良馬場で見直し必至。

・ヴィルシーナ・・・内容は、まったくもって完敗。馬体重が、前走+16キロからさらに+2キロ。少し厩舎の調整に疑問を感じるし、あるうわさではオーナーが騎手の位置取りまで口出すとかで、陣営が一丸となっていない印象も。JCにも登録しているが、ゆっくりと立て直す必要があるだろう。

・オールザットジャズ・・・位置取りが後ろ過ぎたか。最後はしっかり伸びているが、力負け。
プロフィール

手帖主

中学1年のときに友人に借りたダビスタⅢをきっかけに、競馬の楽しさを知る。

はじめて好きになった馬はマヤノトップガン。97年の天皇賞・春は今でも唯一無二のベストレースだが、当日に中学3年時の文化祭があり、生で見られなかったのが今でも悔やみきれない。

高校1年のとき、サイレンススズカの悲劇を境に一旦競馬との距離を置こうと思うも、グラスワンダーの復活劇に魅せられ再び夢中になる。

その後も地元の関学に通いながら仁川で競馬を見続け、大学卒業後は上京して今は府中が主戦場。

某広告代理店で働くかたわら、このブログを運営中。

間もなく、リニューアルしてより充実の内容でお届けしたいと思っています。

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